大和屋 巌 遺作展

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絵:閉山の炭鉱
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題名
閉山の炭鉱
大きさ
60号
1999

第87回日本水彩展出品
みかさモダンアートミュージアム所蔵
大作唯一の自画像作品

「閉山の炭坑」
 画家は少年時代を炭坑の町で過ごした。やがて取り壊されるこの建物を作品に残そうとした。全身の自画像。その右側の廃棄された建造物の一部。その向こうに見える竪坑の建物。どこまでが現実でどこまでが非現実かわからないように、画家は緻密に画面を構成している。
 これはいわば、画家の追想的で内的なモニュマンといえる。(高山 淳)
『2000年版 現代日本の美術』(生活の友社)